スマートフォンが私たちの生活に欠かせない存在となり、バイク乗りもスマホを使って道路ナビゲーションや音楽再生、通話などを行うことが増えています。(もちろん画面を見るのは停止中のみですが。)
そこで本記事では、ツーリング中にスマホを安全かつ便利に使うためにQi対応(ワイヤレス充電)のスマートフォンホルダーについて詳しく紹介致します。
冒頭でQi(ワイヤレス充電)対応スマートフォンホルダーの概要と選び方の注意点について解説するので、既にご存知の方は”おすすめ品紹介”から読んで下さって大丈夫です。
今回おすすめ品はたった2点に絞っています。
理由は、以下です。
・Qi(ワイヤレス充電)対応のスマートフォンホルダーの数自体が少ない
・有名メーカーの内、Qi対応モデルを販売している会社が2社しかない
(Qi充電対応モデルは電装系の改造を施す&スマートフォンの落下という大きなリスクを伴る商品のため、有名メーカー以外は信頼性の点でおすすめ出来ない。)
いつもよりおすすめできる選択肢が少なくて申し訳ないですが、2社から選んで頂くようお願いします。
Qi対応スマホホルダーとは何か?
そもそものスマホホルダーとは?
まずはスマホホルダーですが、これは名前の通りスマホを固定する台座です。
主にGoogleMapなどでナビ替わりにしたり、インカムと接続して音楽再生ソフトを操作している方が多いですね。
以下の写真のようなガジェットです。
Qi対応とは?
スマホホルダーにワイヤレス充電機能が追加されます。(対応しているスマホの機種については確認が必要です。)
これまでは、走行中にスマホを充電するにはバイクのバッテリーから直接USBケーブルを接続して充電するか、ポケットに入れたモバイルバッテリーからスマホまで長いケーブルを接続するしかありませんでした。
そのためケーブルが風に揺られて運転の妨げになったり、充電していたつもりがいつの間にか外れていてスマホのバッテリーがピンチになることが度々ありました。
音楽が聴けないのは我慢すればいいですが、初めての土地でスマホナビがなくなると途端に厳しくなるので、こういうミスや煩わしさがないのは、ツーリングに楽しく集中するために大事ですね。
コンビニなどでちょっと降りるたびにスマートフォンからケーブルを抜いて、また帰ってきてつけて、という一連の作業が省略されるのも嬉しい限りです。
バイク取り付け用のスマホホルダーの選び方
バイクに取り付けるためのQi対応スマホホルダーを選ぶ際には、いくつかのポイントに注意する必要があります。
まず、バイクに適した取り付け方法やホルダーのサイズ、形状を選ぶことが重要です。バイクの種類やハンドルの太さに合わせて適切なホルダーを選びましょう。
また、安定性や耐久性も重要な要素です。信頼性の高いブランドやモデルを選ぶことで、安心して使用できます。
取り付け方法(サイズ・形状)
バーに固定する用のクランプの径がご自分のバイクのハンドルバーに合うか?を事前に確認しましょう。
完璧に一致する必要はなく、スペーサーが付属しているのでそれで調整すれば大丈夫です。複数のスペーサーを組み合わせることで大抵のバイクのバーに対応してくれます。
また、これもほぼ心配はありませんが、ご自分のスマートフォンのサイズ・充電電圧がホルダーに対応しているかも確認しておきましょう。
分厚いカバーなどをつけている方は特に注意です。(自分は手帳型なので、バイクに取り付ける時は取り外して使っています。)
耐久性
ホルダーがバイクの振動や悪天候などの条件下でも安定してスマートフォンを保持できるか、長期間の使用に耐えるかなどを確認して選ぶことが重要です。
素材の品質:
ホルダーの耐久性は、使用されている素材の品質に大きく影響されます。耐久性の高い素材(例: 高品質のプラスチック、アルミニウム合金など)は、振動や衝撃に対して強靭であり、長期間の使用にも耐えることができます。
ホルダーの構造と設計:
しっかりとした固定機構やクランプ部分の頑丈さ、耐振動設計などが耐久性を高めます。また、防水性能や防塵性能も重要な要素です。
ブランドの信頼性:
一般的にですが、信頼性の高いブランドの製品は品質や耐久性に優れていることが多いです。
有名なメーカーや評判の良い製品は、品質管理やテストが厳格に行われている場合がありますので、上記の素材の品質・ホルダーの設計についても信頼できる場合があります。
大事なスマートフォンが走行中に落下しないよう、ここはケチらずにブランド品を選択することをおすすめします。
(本記事のおすすめ品も比較的人気のあるブランドから選択しています。)
調整と操作性
ホルダーの使いやすさと操作性も忘れてはなりません。
スマートフォンの角度や位置を自由に調整できるホルダーを選び、スマートフォンの取り外しや操作がしやすいデザインを選択しましょう。これにより、快適な操作と視認性が確保されます。
ハンドルバーから目線までの距離はバイクの種類によって大きく変わるので一度バイクに跨った状態でどこにホルダーを装着するのが見やすい・操作しやすいか確かめるとよいです。
他にもハンドルバーにアクセサリー(距離系やアラームなど)を装着している場合は追加でスマートフォンホルダーが装着可能なスペースがあるか事前に確認しましょう。
おすすめ品紹介
冒頭で書いた通り、今回おすすめ品はたった2品に絞っています。
理由は以下です。
・有名メーカーの内、Qi対応モデルを販売している会社が2社しかない
(Qi充電対応モデルは電装系の改造を施す&スマートフォンの落下という大きなリスクを伴る商品であり、有名メーカー以外は信頼度が低いため除外)
いつもよりおすすめできる選択肢が少なくて申し訳ないですが、以下2点から選んで頂くようお願いします。
DAYTONA(デイトナ) ワイヤレスチャージャー スマートフォンホルダー +e
バイク用品店の大手、デイトナからの発売です。
装着・ロックを片手で行える簡単取り付けが便利です。
・Qi規格対応:Qi-EPP準拠
当然対応しています。ご自分のスマートフォンが対応しているか念のため確認しましょう。
・アルミ部品を使用
強固なホールド力と錆耐性を持ちます。
・簡単電源取り出し
ブレーキスイッチとフレームのボルトに共締めするだけで取り付けられます。
Amazonリンク先の商品紹介ページに取り付けの流れが動画で説明されているので参考にして下さい。
・充電オン/オフのスイッチ付き
充電中や充電完了をLEDで確認でき、スマートフォンの過充電を防止出来ます。
ハンドルバーへの取り付け
リジットタイプです。(写真参照)
Φ22.2/Φ25.4/Φ28.6/Φ31.8、11mm以上のストレートがあるハンドルに対応しています。
Kaedear(カエディア)クイックホールド ビートル QI USB KDR-M14A
こちらもバイク用品販売の大手Kaedearからの発売です。
Amazonでの評価も非常に高くレビュー数も多いので安心です。下記の通り機能が山盛りなので人気なのも納得です。
・Qi出力
最大15W(15W/10W/7.5W/5W)急速ワイヤレス充電に対応
・ホルダーへの電源供給が車両USB/モバイルバッテリー両方で可能!!
既に車両USBを取り付けている方は、そのままケーブルを引っ張ってくることも出来ます。
追加で配線が不要なので取り付けて即使用できるのが便利ですね。
(もちろんバッテリーからの給電も可能です。)
・防水等級:IP66
突然の雨でも安心です。(もちろんスマホが防水前提ですが。)
長時間の雨には対応していないので使わない時はバイクカバーでガードするようにしましょう。
・電源スイッチ
ON/OFFを切り替え可能。過充電を防げます。
・Qi非対応機種
SONY Xperia、SHARP AQUOS
注意して下さい。充電位置が下にある機種は対応していないそうです。
ご自分のスマホの説明書を確認してから購入するようにして下さい。
・多種バー径に対応
32.0/25.4/22.0/12.7mm
アルミ製マウントなので強度・耐久性ともにプラスチックのものよりも安心できます。
・ミラーマウントも付属
ハンドルバーのストレート部分が狭い・既に装着している方はミラーバーに接続することも出来ます。
径22mm/M10/厚さ7mm
2023年6月現在で売り切れだったので、おすすめから外しましたが、これの”改”も出ているようです。
一応リンクを貼っておきます。見た目ほぼ同じですが微妙に性能が異なります。
取り付け
簡単とは言え、電装系をいじるので可能ならばバイクを購入した店舗に持って行って、有料でやってもらう方が安全だと思います。自分の時は3000円くらいだったかと思います。
(本記事では接続の手順については割愛します。)
使用上の注意
安全運転と交通ルール
Qi対応の有無に関わらず、道路の交通ルールを守り、スマートフォンを操作する際には注意を払ってください。適切な状況でしかスマートフォンに触れないようにし、危険な状況での操作は避けましょう。
ホルダーの確実な取り付け
これもQi対応の有無に関わらず、しっかりと固定しましょう。
ハンドルバーやミラーの取り付ける場合にはホルダー本体とバーの径が対応しているか事前に確認してから購入するようにして下さい。
おすすめ品のリンク先にも対応する径の情報を載せてあるので参考にして下さい。
また、バイクの振動や衝撃によっても徐々に緩んでいくことがあるので運転前には必ず確認はしましょう。
防水性能
ツーリング中の急な雨はしょうがないですが、長時間外にバイクを駐車する場合はバイクカバーなどを被せるようにしましょう。もちろん防水対応ですが、大雨を受けるのは電気製品なので好ましくはないです。
(説明書にも、完全防水ではないので洗車時には水を直接かけないよう記載されています。)
また、クランプ部とホルダー部を簡単に取り外せる商品については、なるべくホルダー部も自宅に持ち帰るのがおすすめです。盗難防止にもなりますので。
まとめ
バイク取り付け用のQi対応スマホホルダーは、スマートフォンを安全かつ便利に利用するために欠かせないアクセサリーです。本記事では、Qi対応スマホホルダーの選び方や利点について解説しました。最適なホルダーを選ぶことで、スマートフォンのナビゲーションや音楽再生などをスムーズに行い、快適なツーリングを体験できるようにしましょう!!
コメント